壊れたiPhoneのデータは、バックアップがあれば戻せる。無ければ本体から取り出すしかない

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iCloudかパソコンにバックアップがあれば、壊れたiPhoneのデータは新しいiPhoneに戻せます。バックアップが無ければ本体から取り出すことになり、料金を公開している業者2社の掲示は税込19,800円〜54,780円でした(2026年9月17日確認)。自分のiPhoneは、2026年9月17日に見るとiCloudバックアップがオフでした。

データ復旧業者2社の掲示料金(税込)0円20,000円40,000円60,000円FIREBIRD24,780円〜54,780円Motonis19,800円〜25,800円
帯は各社の料金ページに出ている金額の幅です(追加の部品代などは含みません)。出典: FIREBIRD「料金」、Motonis「料金」(2026年9月17日確認)
目次
  1. データが戻るかは、バックアップで決まる
  2. 自分のiPhoneのバックアップの設定
  3. バックアップには何が入って、何が入らない?
  4. 起動しないとき、やってはいけない操作は?
  5. 水に濡れたとき
  6. 修理に出すときのデータ
  7. LINEのトークは戻る?
  8. データ復旧業者の料金

データが戻るかは、バックアップで決まる

iPhoneが壊れても、iCloudにバックアップが残っていれば、新しいiPhoneを設定するときに戻せます。MacやWindowsのパソコンに取ったバックアップからも戻せます。iCloud写真をオンにしていれば、写真とビデオはバックアップとは別にiCloudに残っています。

どちらにもバックアップが無いと、起動しない本体からデータを取り出すことになります。

2025年9月にバッテリー交換でiPhone 13 Proを修理店に預けたとき、いちばん心配だったのはデータが消えないかでした。iCloudは無料の5GBのままですぐいっぱいになるので、バックアップは普段オフにしています。このときだけオンにしてバックアップを取ってから預け、データはそのまま戻ってきました。

何が残っていて何が消えうるのかを、あらためてAppleとLINEの案内で確かめ、自分のiPhoneの設定も見直しました。

自分のiPhoneのバックアップの設定

2026年9月17日に「設定」→自分の名前→「iCloud」を見ると、iCloudバックアップはオフ、容量は無料の5GBで、写真・メッセージ・iCloud Driveの同期もすべてオフでした。

Appleの案内では、iCloudバックアップをオフにすると、iCloudにあるバックアップは180日間保管されたあと削除されます。修理の前にオンにしたのは2025年9月です。そのあと一度もオンにしていなければ、そのときのバックアップも削除されている計算になります。

Appleの修理前の案内では、バックアップの取り方としてiCloudのほかに、MacとWindowsのパソコンでバックアップする方法も並んでいます。

iCloudの容量を増やすiCloud+は、50GBが月180円、200GBが月540円、2TBが月1,800円です(税込、2026年9月17日確認)。

バックアップには何が入って、何が入らない?

Appleの案内では、iCloudバックアップに入るのは、アプリのデータ、iPhoneの設定、ホーム画面の並びなどです。

iCloud写真をオンにしていると、写真とビデオはバックアップに入りません。iCloud写真の側に保存されているからです。「iCloudにメッセージを保管」をオンにしているときのメッセージも同じ扱いです。どちらもオフなら、写真もメッセージもバックアップに入ります。

起動しないとき、やってはいけない操作は?

電源が入らないとき、Appleは強制再起動を試し、だめなら1時間充電してからやり直すよう案内しています。iPhone 13 ProのようなFace IDの機種では、音量を上げるボタン、音量を下げるボタンの順に押してすぐ放し、Appleのロゴが出るまでサイドボタンを押し続けます。それでも入らなければ修理です。

パソコンにつないでリカバリモードになったときの「復元」は、iOSを入れ直してすべてのデータを消す操作です。Appleは、先に「アップデート」を試すよう案内しています。

水に濡れたとき

Appleの案内は、コネクタを下にして手のひらで軽くたたいて水を出し、風通しのよい場所で自然乾燥させ、30分以上たってから充電を試す、という手順です。警告が出続けるときは、丸一日置きます。

ドライヤーのような熱源やエアダスターで乾かす、綿棒やペーパータオルをコネクタに入れる、米の袋に入れる、の3つは避けるよう書かれています。米は、小さな粒子でiPhoneが損傷するおそれがあるそうです。

修理に出すときのデータ

Appleは修理の前に、バックアップを取る、iCloudの同期が終わったのを確かめる、「探す」をオフにする、などの準備を案内していて、戻ってきたiPhoneのデータが消去されている場合があると書いています。

自分が修理店に預けたときはデータが残っていましたが、バッテリーだけの交換でした。消えるかどうかは修理の中身によるので、預ける前に最後のバックアップの日時を見ておくと、心配するところが減ります。

LINEのトークは戻る?

LINEのトークは、iPhoneの中のLINEアプリに保存されていて、機種変更やアプリの入れ直しで消えます。そのためLINEには、トーク履歴だけのバックアップの仕組みがあります。

iPhoneの標準のバックアップはiCloud Driveに保存され、戻せるのはテキストだけです。LYPプレミアム会員のプレミアムバックアップなら、写真や動画も含まれます。

元のiPhoneが手元に無いとき、LINEの案内ではこうなっています。

表: 元のiPhoneが無いときのLINEトーク履歴の扱い

元のiPhoneが無いとき トーク履歴
iCloud Driveにバックアップあり 引き継げる(iPhone同士)
バックアップ無し・PINコード登録あり 直近14日分だけ引き継げる
バックアップ無し・PINコード登録無し 引き継げない

出典: LINEヘルプ(2026年9月17日確認)

自分のLINEは、トークのバックアップが取れていませんでした。プレミアム会員でないとバックアップできなくなったのかと思いましたが、LINEのヘルプでは、標準バックアップはすべてのユーザーが使えます。保存先がiCloud Driveなので、iCloud Driveをオフにしている自分のiPhoneでは取れていなかった、ということでした。

データ復旧業者の料金

起動しないiPhoneからデータを取り出す業者のうち、料金を公開している2社の掲示です。

表: データ復旧業者2社の掲示料金

FIREBIRD Motonis
料金(税込) 基板修理 34,780円、リンゴループ 24,780円、システム障害 54,780円 通常 19,800円、水没・衝撃・リンゴループなどの高難度 25,800円
追加になる場合 フロントパネルやバッテリーなど基板以外のパーツの交換費用と、移植用基板の代金は料金に含まれない。起動状態で戻せず、取り出したデータが64GBのUSBメモリに収まらないときは、USBメモリ代が別にかかる(自分でUSBメモリかSSDを送れば、かかるのは郵送費だけ) CPUの移植が必要なときは、最大31,800円
直せなかったとき 基板調査・作業費 4,980円 送料のみ

出典: FIREBIRD「料金」、Motonis「料金」(2026年9月17日確認)。FIREBIRDの料金には基板調査・作業費4,980円が含まれていて、往復の送料・代引き手数料・梱包資材は無料と書かれています。

FIREBIRDは規約で、復旧のために起動させた端末は技適の基準から外れる可能性があるので、電話機としては使えないと定めています。データを取り出すための修理で、そのiPhoneを使い続けるための修理ではありません。

バッテリーやほかの故障で直すか売るかを迷っているときは、iPhone 13 Proはバッテリー交換か売却かに、自分の交換の記録と修理費・買取相場をまとめています。

よくある質問

リカバリモードで「復元」を選ぶとデータは消えますか?
消えます。Appleのサポートページに、「復元」を選ぶとiOSが再インストールされ、すべてのデータが消去されると書かれています。まだ試していなければ、先に「アップデート」を試すよう案内されています。
水没したiPhoneを米の袋に入れて乾かしてもいいですか?
Appleは米の袋に入れないよう案内しています。米の小さな粒子でiPhoneが損傷するおそれがあるためです。コネクタを下にして手のひらで軽くたたいて水を出し、風通しのよい場所で自然乾燥させ、30分以上たってから充電を試す手順が案内されています。
iPhoneが壊れても、LINEのトークは戻せますか?
iCloud Driveにトーク履歴をバックアップしていれば、iPhoneからiPhoneへの引き継ぎで戻せます。標準のバックアップで戻るのはテキストだけです。バックアップが無くてもPINコードを登録していれば直近14日分は引き継げますが、どちらも無い場合は引き継げません。

出典と根拠にした記録